I | 注連寺 | ||||||||||||||||||||||||
出羽三山の奥の院、湯殿山と俗世の注連(しめ)、つまり結界として建立された真言宗智山派のお寺でである。湯殿山が女人禁制であったため、大日坊と共に遥拝所として栄えた。 又、此処の末寺が有名な酒田の砂高山海向寺で庄内に六体残っている即身仏の内、二体ある事で知られている。 大日坊と共に空海(弘法大師=真言宗)の開基と伝えられ、鉄門海上人の即身仏(1829年62歳で信者の見守る中、入定した)がここに祀られている。 また注連寺に縁の深い芥川賞作家、森敦の小説「月山」の舞台となった寺で、境内には「森敦文庫」(入館200円)と「文学碑」がある。 注連寺境内には遅咲きで有名な薄墨桜の「七五三掛桜」(しめかけさくら)があります。弘法大師がこの木の下で修業したと云う老木ですが、毎年4月下旬から5月上旬に華麗な花を咲かせています。
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